「マイホームを建てよう」という話題が夫婦で出るようになったら、さぞワクワクされることと思います。
「どんな家がいいかなあ」
「雑誌で見た、あんなおしゃれな家にしてみたい」
「この間見た映画で主人公が住んでいた家が、すごくかっこよかったよね!」
様々な夢が、どんどんふくらんでいくことと思います。
「家を建てる土地はどこにしよう?」
「予算はどのくらい?」
「どこの工務店にすればいいのかな」
どんな間取りにするべきか、ということも気になるでしょう。
そんな具体的な話に進む前に、やっておくことがあります。
それは、どんな家に住みたいのか、その家でどんな暮らしをしたいのか、という自分たちのイメージをしっかりと把握するということです。
「幸せになれる家」のイメージをリスト化する
ほとんどの人にとって、自分の家を建てるということは、一生に一度しかない体験です。
建ててしまってから、
「和室をつくっておけばよかった」
「思ったよりリビングが狭くて、あまりくつろげない」
「キッチンの使い勝手が悪い」
というような後悔が出てきてしまっても、そうそう簡単に「やり直し(建て直し)」ができるものではありません。
どんな家に住んだら、今よりももっと幸せになれるのか、じっくりと考えてから先に進みましょう。
そのイメージがはっきりしていれば、私たち工務店と話をするときにも、スムーズに話をすることができるのです。
自分たちがどんな家に住んだら幸せになれるのか、そのイメージをはっきりともつことが大切だということは、「プロの工務店が山梨で真剣につくる家とは」というページにも書きました。そのために、下記のようなチェックリストを作っていることをお勧めします。
ここに挙げたのは例ですが、こういったリストを作り、チェックしていくことで、まだ気がついていない、あなたの家族の「幸せの基準」が見つかるかもしれません。
まず、今住んでいる家ではできないこと、一戸建てに住んだらやってみたいことを確認してみましょう。
リビング・ダイニング
□ 大画面・高画質のテレビで映画を楽しみたい。できればホームシアターがあったら最高。
□ 大音量で好きな音楽を聴きたい。
□ 子どもと思いっきり身体を動かして遊びたい。お馬さんごっこ、プロレスごっこ、鬼ごっこ、かくれんぼができる家がいい。
□ 子どもに楽器を習わせたい。
□ ホームパーティを開きたい。子どもの誕生会や、ママたちのティーパーティ、お鍋を囲む会、ワインを楽しむ会とか…。
□ 大きなダイニングテーブルを置くのが夢。家族でそのダイニングテーブルを囲んで、食事だけでなく、勉強や読書、手芸、パソコンなど、いろいろなことをやりたい。
どうですか。広々としたリビング・ダイニングに明るい日差しが差し込んでいるような風景が、見えてくるようですね。家族みんなが思い思いの姿勢でくつろいでいます。親しい友人もたくさん訪ねてきます。いつも賑やかで、笑い声が絶えない、そんな幸せいっぱいのリビングです。
ベッドルーム
□ 衣服がたっぷり収納できるウォークインクロゼットが欲しい。
□ 寝室で、眠る前のお酒を楽しみたい。
今度は、ウォークインクローゼットのついたベッドルームのイメージがわいてきました。ごった返していた衣服が、すっきりと片付いています。
ご夫婦で、就寝前のお酒を楽しんだりされるのなら、ベッドだけでなく、くつろげる椅子とテーブルを置けるぐらいのスペースが必要になりそうですね。
子ども部屋
□ きょうだいを公平に扱いたいので、どの子にも同じ広さ、同じ仕様の部屋にしてあげたい。
□ 本やおもちゃ、衣類を収納できるスペースが欲しい。
たとえ小さな子でも、「自分専用の部屋が持てる」というニュースは、うれしいものです。ぜひ、ひとりひとりに「どんな部屋が欲しい?」と聞いてみましょう。
子ども部屋の収納は、幼いうちはおもちゃ箱でもいいかもしれませんが、小学校にあがると、教科書やランドセル、その他の教材置き場を収納するスペースが必要になります。部屋とともに成長していくお子様の姿が、目に浮かぶようですね。
キッチン
□ パンやお菓子を自分でつくってみたい。
□ 自分の身長に合わせた高さの調理台にしたい。
□ 4つ口のコンロが欲しい。
奥様は、使いやすいキッチンで料理の腕を振るう日を楽しみにしています。休日などには、ご夫婦でキッチンに立つというのも、なかなかいいものです。男性が入っても動きやすい広さのキッチン、調理台の高さも検討してみましょう。
庭
□ 庭でバーベキューをしたい。
□ ウッドデッキにして、裸足で休日のブランチを楽しみたい。
□ 季節ごとの花や、料理にも使えるハーブを楽しめるガーデニングをしてみたい。
青々として芝生の上で、キャッキャッとたわむれるお子様と子犬の姿は、まさに「幸せな家」の象徴と言えるでしょう。
四季を通していろいろなお花が咲くお庭は、きっと家族の自慢になることでしょう。「庭でやりたいこと」の優先順位を決めておきましょうね。
サニタリー
□ ゆったりと脚を伸ばして浴槽につかりたい。
□ 冬でも暖かい脱衣所が欲しい。
□ 夜や早朝でも、気がねなく洗濯機を回したい。
□ 時間のない朝などに便利なシャワーのついた洗面化粧台が欲しい。
□ トイレの中にも収納庫が欲しい。
広々とした浴槽でゆっくりと半身浴をしたら、さぞかし気分がリフレッシュされることでしょう。お掃除にがんばらなくてもキレイを保てるサニタリーなら、なおいっそう幸せです。
ベランダ
□ 広々したベランダで、ときには星空を眺めながらブランデーを飲んだりしたい。
□ 家族に気をつかわずに、のんびり煙草を吸いたい。
□ 急に雨が降り始めてもあわてなくてすむように、ベランダにも屋根が欲しい。
単なる「洗濯物干し場」ということになってしまいがちなベランダですが、それでは夢がありません。もう少し広くして、デッキチェアを置いたりしたら、ちょっと別な空間がそこに生まれる可能性があります。リビングやお庭とはまた違った、くつろぎの場所になると思いませんか?
家族の趣味
□ ホームバーが欲しい。
□ 自分で釣ってきた魚を、自分でさばきたい。
□ ゴルフバッグ、サーフボード、スノーボードなどをラクラクと収納できるような広いスペースが欲しい。
□ ランニングマシーンやエアロバイク、ジョーバなど、自宅でフィットネスをできるようなスペースが欲しい。
□ 書斎が欲しい。
□ 家事室が欲しい。
□ 写真の現像室が欲しい。
趣味は、その人の人生を豊かにしてくれます。
絵を描きたい、楽器を演奏したい、カメラや写真に凝りたい、模型を組み立てたいなど、家族それぞれの希望をかなえられるようなスペースがあれば、さらに趣味が深まり、人生が充実したものになることでしょう。
一戸建てで叶えたい夢をリスト化して「幸せの基準」を探す まとめ
いかがでしょうか。一戸建てで暮らすとしたら、自分たちがどんなことをしたいのか、なんとなくイメージがわいてきたでしょうか。
今回書いたようなことを家族で話し合ううちに、
「そんなことできるわけないよ」
「夢みたいなことをいっても無理にきまってる」
などと否定的なことを言い出す人がいるかもしれません。
でも、そういうことを言うのは今はやめましょう。せっかくの夢がしぼんでしまいます。
これらのイメージを思い浮かべるときには、予算とか、土地の広さといったような現実的なことは、いったん脇においておいてもかまわないのです。
ここでは、自分たちの幸せがどこにあるのかということを、見つけることから始めることを考えましょう。
まずは「やりたいこと」「ほしいもの」を好きなように挙げてください。
それが実現可能なことかということは、後からじっくり検討していけばいいのです。
こうした「叶えたい夢」は、「幸せになれる家」のイメージが具体的な形になるまで~匠平家がお客様に聞く33の質問を伺うときに、ぜひ私たちに伝えてください。