家を建てようと思いはじめたとき、あなたはどこに依頼するべきでしょうか。テレビではよく有名ハウスメーカーのCMが流れていますし、地元では工務店の見学会の案内などもよく見かけます。そもそも、工務店とハウスメーカーとはどのような違いがあるのでしょうか。
住宅工務店とハウスメーカーの違い
地元に根ざして、地域の信頼を大切にする工務店
工務店という言葉に、法律上などの明確な定義はありません。主に戸建住宅を請け負う建設会社の中で、地場産業として根づいている会社が工務店と呼ばれています。年間50棟以下の地域密着型の工務店が中心ですが、毎年100棟以上の住宅を建てている工務店もあります。
工務店は、個人のお客様やメーカー等から戸建住宅を請け負って、鳶(とび)・大工・左官・板金・電気・水道といった職人を手配し、その他工事全体の管理・監督を行います。工務店の家づくりのスタイルは、ある程度の決まりはあるものの、間取りや外観などをお客様と決めながら進めていく場合が多いと言えます。
ハウスメーカーにくらべれば規模が小さく会社の顔が見えやすい工務店は、地域のお客様からの信頼を重んじており、メンテナンスや保守点検といった活動も熱心に行っています。
ブランド力で全国展開し、高い技術で合理的に住宅を建てるハウスメーカー
ハウスメーカーのほうも正式な定義はなく、日本全国で広く展開する住宅会社の呼び名として浸透しています。地方の工務店が徐々に規模を大きくしてハウスメーカーと呼ばれるようになったケースもあれば、化学・電器メーカーや自動車メーカー、財閥系企業などの一部門、住宅の工場生産を目的に設立するようなケースもあります。
豊富な資金力があるため、ハウスメーカーでは、住宅の耐震性、断熱性、気密性などの最先端研究を進めています。実物大の建物を建てて大規模な機械を使った耐震実験などは、世界的にも最高レベルの技術をもっていなければできないものであり、そのような面でハウスメーカーは日本の技術力をけん引している存在であると言えます。
ハウスメーカーは、全国の各都道府県に営業拠点を持ち、強力なブランド力を背景に、住宅展示場で自社製品をモデルハウスとして展示しています。
ハウスメーカーによる家づくりは、徹底的に規格化し、合理化されたものです。大量生産し、マニュアルにそって建築を進めていくため、工務店だと一般的には最低3ヶ月~半年ぐらいかかる一戸建てを、ハウスメーカーでは3ヶ月以内に完成させてしまうことも珍しくありません。自社工場で生産した建築資材を現場に搬入し、現場でそれを組み立てる工法のハウスメーカーの場合には、さらに工期を短縮できます。
ハウスメーカーのブランドだけで判断できるできる時代ではないですよね
最近では、ハウスメーカーの中でも、販売ノルマなどがきびしく、他業種の大企業でも起こっているような様々な問題を内部に抱えているという指摘がなされる企業もあります。家を建てるお客様の様々な要望に対応しつつ、企業としてさらに成長していくために、ハウスメーカーも大きな岐路に立たされているのです。
今は、有名芸能人を起用したテレビCMを毎日のように見るからといって、安心・信頼できる企業と判断できる時代ではなくなりました。
もとより、そういった広告宣伝費や、全国の住宅展示場にあるモデルハウスの建築・維持管理費、営業マンの人件費などの経費を建築費に上乗せされているため、ハウスメーカーの家は合理的に生産されているにもかかわらず、工務店よりも高いというイメージがもたれています。
家を建てるお客様は、慎重な態度で判断をしてほしいと思います。
工務店にも良い会社、悪い会社がある
一方、工務店の場合は、モデルハウスやカタログなどの販促費、事務所固定費はハウスメーカーよりも少ないため、建築費にそういったコストを載せているということはありません。
工務店は、個人やメーカー等から戸建住宅を請け負い、鳶(とび)・大工・左官・板金・電気・水道といった職人を手配し、その他工事全体の管理・監督を行います。その地方特有の気候、地質、生活習慣などに基づいた住宅の建築を行うため、良い工務店を選ぶことができれば、ハウスメーカーに依頼するよりも良い家を建てることができるでしょう。
ただし、同じ工務店の中でも、会社によってポリシーの違いや技術のばらつきが大きく、同業者として目に余るような会社もあります。明らかに技術が低かったり、建材メーカーの言いなりになっていたりするような会社もありますし、後継者不足や人材不足に悩んでいる工務店もあります。
もちろん、その中で、勉強や独自の工夫を継続しつつ、腕を磨いて、一級品と言える家を作り続けている工務店もちゃんとあります。
そういった「良い工務店」を見分けるには、見学会に参加するなどして、実際にその工務店の人間の話を聞いたり、その工務店が建てた家を自分の目で確かめることが必要です。
山梨で家を建てるなら、私たち匠平家に一度ご相談ください
私たち匠平家は、1854年の創業以来、この山梨の地で多くのお客様に幸せになっていただくために、家を作りつづけている工務店です。
工務店とハウスメーカーのどちらを選ぶべきかという問いには、じつは明快な答えがありません。それぞれに優れたところがあり、またそれぞれの会社の中にも、良い会社とそうでない会社があるからです。工務店のほうがいいとか、ハウスメーカーのほうがいいとか、決めつけてしまうことは、選択肢の幅を狭めることになってしまうので、もったいない話なのです。
家という大きな買い物をするのに、どんな会社を選ぶべきなのか、ここで紹介したこと以外にもお教えしたいことがたくさんあります。どうか一度、私たちに会いにいらしてください。
トップホームズは、工務店とハウスメーカー双方のいいところがありますし、さらに、様々な工夫をすることで、多くのお施主様の信頼をいただいてきました。
まずは無料でのご相談、もしくはゆっくりご相談いただける予約見学会へ起こしください。
いつでもお待ちしております。