日本の家屋といえば、やはりメインは木造住宅です。木造住宅は費用が安い、断熱性・吸湿性が高い、リラックス効果を生み出すなどたくさんのメリットがありますが、デメリットがあるというイメージをもっている人も多いかもしれません。
でも、信頼できる工務店を見きわめることができれば、そんなデメリットを感じずに安心して家づくりを行うことができます。
一戸建てを建ててくれる信頼できる職人を見きわめよう
木造住宅は火事や地震に弱い?
木造住宅は鉄筋コンクリート構造の住宅に比べて火災や地震に弱いというイメージがあります。
しかし、木材は一定の厚み、太さがあれば、木材の表面が炭化することで内部まで燃焼しないという性質があります。つまり、万が一の火災の際に、避難するまでの時間を稼ぐことができるという特徴があるのです。
また、外装に防火サイディングや軒天材、防火戸を用いることで、耐火性を高めることができます。
また、軽くて強い木材の特性は地震にも柔軟に対応し、高い耐久性を発揮します。
地震の振動は建物の重さに比例するため、鉄やコンクリートに比べて軽い木造は、揺れが一番少ないというメリットもあります。
木材の耐久性の秘密は、曲げの力に強いということです。地震などの大きな力を受けたときも、ある程度変形しながら同じ状態に復元するという性質があるのです。
こういった木造の性能を最大限に発揮するためには、新築時の地盤調査や地盤補強、建築後の定期メンテナンスを欠かさないことが大事ですが、そもそも、木材の性質を熟知しているプロフェッショナルに施工を依頼するのが一番です。私たち匠平家は、宮大工の技を継承してきたことによる、木材を選ぶ確かな眼をもっています。
たとえば、匠平家では120mmのスジカイを使っています。
スジカイは、地震に耐えるために柱と柱の間に斜めに入れる材のことです。
建築基準法では、スジカイの寸法は最低でも幅90mmと定められています。
しかし、90mmあっても、長い間に木は痩せていきますので、たいていの場合、10年後、15年後には90mmを下回ってしまいます。105cm以上ある材を使えば、木が痩せても90mm以下になることはありませんが、私たちのように120mmのスジカイを使えば、90mm以下になってしまうような心配はまったく要りません。
こういったことを実感していただくには、現場を見ていただくのが一番です。詳しくは「注文建築の建築現場を訪れたらチェックすべき項目とは?」という記事をご覧ください。
木材を扱うプロとしての住宅工務店に頼みたい
木材は、どうしても反りや割れなど、品質的にばらつきが生じてしまいます。
また、木造住宅は、材木を現場で組み上げて建築しますので、職人の腕や施工会社の品質管理体制によっても影響されます。
高い技術と倫理観を持ち、信頼できる工務店を見きわめることが重要になります。
創業1854年、宮大工の伝統技術を受け継ぐ匠平家は、木造に関するプロフェッショナルです。木材選びから施工まで、安心してお任せいただくことができます。
国土交通省が発表している木造住宅の平均寿命は30~80年程度となっており、木造住宅は寿命が短いというイメージをもっている人もいらっしゃいますが、日本の歴史的建造物はすべて木造であり、大事にしてメンテナンスをきちんと行えば、何百年もの長い期間住むことができます。設計の段階で、メンテナンスしやすい住宅構造を実現するなど、ここでもやはり経験豊かで信頼できる職人ならではの技術が必要になります。
木造住宅に特有の悩みとしては、シロアリなどの害虫被害がありますが、木造建築のプロフェッショナルはこうしたことについてもすべて対策の答えを持っています。定期的な防蟻点検、薬剤散布などのメンテナンス、万一侵食が発覚したときの修復対応などのアフターメンテナンスも万全です。
匠平家の木材の選び方
木造住宅のプロフェッショナルである工務店に任せれば、最良の木材を職人が選んでくれますが、ときには予算に合わせて意見を求められることがあるかもしれません。施主として、木材の特徴についても少し知識をもっておきましょう。
ヒノキ(桧)
ヒノキは香りがよく、高価な木材の一つです。心材の耐久性が高く、長期の水湿に耐えることができます。柱、土台、大引き、根太、化粧梁、大黒柱、内装のフローリング材、壁材、天井材、建具、浴室の内装材として使用されます。ヒノキを使った施工事例はこちらです。
ヒバ(桧葉)
ヒバは、耐水性があり湿気にも強く、虫、木材腐朽菌に強いことから、土台や通し柱などの構造材や軒廻り、浴室、濡縁、ベランダなどに適しています。
スギ(杉)
日本人に最も親しみ深い木材です。木と言えば真っ先にスギの木を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
スギは、柱・梁・母屋・桁・垂木・貫・下地板等の構造関係から障子や襖・雨戸等の建具類、天井板、外壁、床材まで、ほとんどの用途に使用されています。流通する数も多く、比較的安価な木材です。
アカマツ(赤松)
アカマツは松脂を多く含み、水湿に強いという特徴があります。梁、根太、土台、板類、土木用材、防腐枕木など、幅広く用いられています。木目が鮮明であることから、造作材としてもよく使用されます。
クリ(栗)
クリは、耐久性・耐水性に優れ、虫の害にも強いことから、土台の材料として活用されてきました。硬質なため、割れやすいというデメリットがありますので、加工する段階の「乾燥」には職人の技術が必要です。塗装を施すことによって木目が美しく出ることから、家具などにも多く利用されています。
“木のプロ”である住宅工務店として
家づくりは、多くの方にとって一生に一度の大きなイベントです。そして一生のうちの多くの時間を過ごすのも、自分が住む家です。
木造住宅は経験が豊富で確かな技術をもった職人がいる匠平家にお任せください。山梨県で豊富な施工実績をもつ私たちは、建築後のメンテナンスも親身に行って、お施主様の大切な一戸建てを守ります。