
家づくりを考え始めると、「収納はできるだけ多い方がいい」と思う方も多いのではないでしょうか。
確かに、必要なものをきちんと収められる収納量は大切です。しかし、収納スペースをたくさん確保したからといって、必ずしも片付けやすい家になるとは限りません。
例えば、掃除機を使う場所から収納までが遠ければ、出し入れするたびに移動が必要になります。玄関で使うものを別の部屋まで持っていかなければならない間取りも、毎日の小さな手間につながります。
そこで山梨平屋づくりで意識したいのが、「収納量」だけでなく「使う場所の近くに収納する」という考え方です。
今回は、山梨平屋住宅の収納計画について、収納率だけでは分からない「使いやすい収納」のつくり方を建築士の視点からご紹介します。
山梨平屋住宅の収納は「収納率」だけで決めない
住宅の収納を考える際に、「収納率」という言葉を目にすることがあります。
収納率とは、一般的に住宅の床面積に対して収納スペースがどのくらいあるかを示す割合です。
数字で比較できるため収納量を考えるひとつの目安になりますが、実際の使いやすさまで収納率だけで判断することはできません。
例えば、同じ収納面積でも、
・大きな収納を1か所にまとめた家
・必要な場所ごとに収納を分散させた家
では、日常生活での使い勝手が異なります。
特に平屋は生活がワンフロアで完結するため、各空間のつながりを考えながら収納を配置しやすい住宅です。
平屋の間取りを考える際には、「収納を何帖つくるか」だけではなく、何を・どこで使い・どこに戻すのかまで考えてみましょう。
山梨平屋づくりで大切な「適材適所」の収納
使いやすい収納を考えるうえで基本になるのが、使う場所と収納する場所を近づけることです。
毎日使うものほど、その効果を感じやすくなります。
ここからは、山梨平屋住宅で取り入れやすい収納計画を、場所ごとに見ていきましょう。
■ 山梨平屋住宅の玄関収納|外で使うものをまとめる
玄関には靴以外にも、暮らし方によってさまざまなものが集まります。
例えば、
・傘
・ベビーカー
・アウトドア用品
・子どもの外遊び用品
・防災用品
・上着やバッグ
などです。
こうしたものを室内の収納まで運ばなくても、玄関付近に収納できれば出掛けるときにも取り出しやすくなります。
収納する量が多い場合にはシューズクロークを設ける方法もありますが、すべての家庭に大きなシューズクロークが必要とは限りません。
家族の人数や持ち物に合わせて、玄関収納だけで十分なのか、シューズクロークまで必要なのかを検討することが大切です。
■ 山梨平屋住宅のLDK収納|日用品の定位置をつくる
家族が長い時間を過ごすLDKには、意外と多くのものが集まります。
書類、文房具、薬、ティッシュ、掃除用品、充電器など、細かなものほど置き場所が決まっていないとテーブルやカウンターに出したままになりやすいものです。
そこで、LDKの一角に収納を設けて「日常的に使うものの定位置」をつくっておく方法があります。
大容量の収納をつくることよりも、普段どんなものがLDKに集まりやすいのかを想像することがポイントです。
扉付きの収納なら、生活感の出やすいものをまとめて隠すこともできます。
■ 山梨平屋住宅のキッチン収納|調理動線に合わせて配置する
キッチンでは、食品、食器、調理器具、家電、ストック品など多くのものを収納します。
そのため単純な収納量だけでなく、調理中の動きに合わせて必要なものを取り出せることが重要です。
例えば、毎日使う食器は取り出しやすい場所へ、まとめ買いした食品や飲料はパントリーへ、使用頻度の低いものは別の収納へ、といったように分ける方法があります。
パントリーについても、「広ければ広いほど便利」というわけではありません。
収納量を増やすことでキッチンやLDKの面積を圧迫する場合もあるため、普段の買い物頻度やストック量に合わせて必要な広さを考えましょう。
■ 山梨平屋住宅の水回り収納|使うものをその場にしまう
洗面室や脱衣室も、適材適所の収納が活躍する場所です。
タオルや下着、洗剤、ドライヤー、スキンケア用品など、その場所で使うものを近くに収納できれば、別の部屋まで取りに行く必要がありません。
室内干しをするご家庭なら、洗濯スペースと衣類収納との位置関係まで考える方法もあります。
例えば、
洗う → 干す → しまう
という流れを短い範囲にまとめることで、洗濯に伴う移動を少なくできます。
平屋の家事動線を活かすなら、収納も動線の一部として考えてみましょう。
山梨平屋住宅では「大きな収納」と「分散収納」どちらがいい?
収納計画では、大きな収納をまとめて設ける方法と、家の各所に小さな収納を設ける方法があります。
どちらか一方が正解というわけではありません。
例えば、季節用品や使用頻度の低いものは、大きな収納にまとめた方が管理しやすい場合があります。
反対に、掃除用品や日用品など頻繁に使うものは、使う場所の近くに収納した方が便利です。
そのため、
「まとめる収納」と「分散させる収納」を使い分ける
という考え方がおすすめです。
家族全員の衣類をファミリークローゼットにまとめながら、LDKには日用品収納、玄関には外用品収納を設けるなど、収納するものに合わせて役割を分けることができます。
山梨平屋づくりでは収納を増やしすぎないこともポイント
収納不足を避けたいからと、間取りを考える段階で収納をどんどん増やしたくなることもあります。
しかし、収納も住宅の床面積の一部です。
特にコンパクトな平屋では、収納を増やした分だけLDKや個室などに使える面積とのバランスを考える必要があります。
そこで大切なのが、家づくりを機に現在の持ち物を確認することです。
・現在どのくらいのものを持っているか
・新居にも持っていくものは何か
・今後増えそうなものは何か
・季節用品はどのくらいあるか
・どこで使うものなのか
こうした内容を整理すると、自分たちに必要な収納が具体的に見えてきます。
「収納をたくさんつくる」のではなく、必要なところに必要な分だけつくることが、限られた床面積を有効に使うポイントです。
山梨平屋住宅の収納計画は間取りの初期段階から考える
収納は、間取りがほぼ完成してから「余った場所につくる」のではなく、できるだけ早い段階から考えておくことをおすすめします。
まずは、
1.どこで使うか
2.何を収納するか
3.どのくらいの量があるか
4.誰が出し入れするか
5.どのくらいの頻度で使うか
を整理してみましょう。
さらに、収納内部の棚の高さや奥行きまで考えると、より使いやすくなります。
例えば奥行きが深すぎる収納は、収納量自体は確保できても奥に入れたものが見えにくくなることがあります。
収納するものに合わせて棚の奥行きや高さを計画することも、使いやすい収納づくりのポイントです。
自由設計の平屋であれば、こうした暮らし方や持ち物まで確認しながら、間取りと収納を一緒に計画できます。
山梨平屋専門店が考える「使いやすい収納」とは?
収納計画で大切なのは、単純な収納面積の大きさではありません。
必要なものが、必要な場所に、無理なく収まること。
これが、毎日の暮らしやすさにつながります。
平屋は階段がなく、生活空間をワンフロアにまとめられるからこそ、収納と生活動線をセットで考えやすい住まいです。
玄関で使うものは玄関へ、LDKで使うものはLDKへ、洗面室で使うものは水回りへ。
このように「使う場所」を起点に考えていくと、自分たちに本当に必要な収納が見えてきます。
山梨県で平屋新築を計画する際には、間取り図に記載された収納の帖数だけを見るのではなく、「実際に暮らしたときにどのように使うか」まで想像してみてください。
山梨平屋住宅の収納計画|まとめ
山梨平屋住宅の収納を考える際は、収納率や収納面積だけで判断するのではなく、暮らし方との相性を見ることが大切です。
使いやすい収納をつくるポイントは、
・使う場所の近くに収納する
・収納するものをあらかじめ考える
・大きな収納と分散収納を使い分ける
・生活動線や家事動線と一緒に計画する
・必要以上に収納を増やさない
といったことです。
平屋の間取りを考えるときには、まず「収納を何帖つくるか」ではなく、「何をどこにしまえば暮らしやすいか」から考えてみてはいかがでしょうか。
自分たちの生活に合った収納計画ができれば、コンパクトな平屋でも、すっきりと暮らしやすい住まいを目指すことができます。
【山梨平屋専門店 匠平家】
当社は、山梨県初の平屋専門店として、低価格と高品質を両立した住まいづくりに取り組み、県内トップクラスの平屋施工実績を重ねてきました。
自由設計にも対応しているため、「収納をたくさんつくる」という考え方だけではなく、ご家族の持ち物や生活動線、家事の仕方に合わせた収納計画をご提案できます。
「今の持ち物ならどのくらい収納が必要?」「コンパクトな平屋でも収納を確保できる?」「自分たちに合った平屋の間取りを考えたい」といった段階からでもお気軽にご相談ください。
一級建築士・一級施工管理技士・宅建士・FP・インテリアコーディネーターが在籍し、土地探しや資金計画、間取り、インテリアまで幅広くサポートしています。
甲府市・甲斐市・笛吹市・南アルプス市・韮崎市・昭和町・山梨市・中央市など、山梨県内全域で対応しています。
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