
山梨は、夏は猛暑・冬は厳しい冷え込みという、全国でも珍しいほど寒暖差が大きい地域。
だからこそ平屋をつくるときに
「どこに、どんな窓を置くか」 が
1年を通しての暮らしやすさを左右します。
今回の記事では中庭など特別な間取りを使わず、
・高窓
・スリット窓
・方角の活かし方
・軒のデザイン
など、どの平屋でも採用しやすい窓配置のテクニック にしぼって紹介します。
■ 1|夏に強い“窓の工夫”|暑さを入れず、風だけを入れる
● ① 西側の窓は“小さく・高め・細く”
山梨の夏は西日が特に強烈。
大きな窓を置かず、
スリット窓や高窓を使うだけで室温上昇を防ぎやすい つくりになります。
● ② 南北の“風の通り道”をつくる
中庭がなくても、
南側の引き違い窓 × 北側の縦すべり窓 の組み合わせは効果抜群。
縦すべり窓は“風を拾う”ため、狭い土地でもしっかり風が抜けます。
● ③ 高窓を使って“熱の抜け道”をつくる
平屋は天井が高くしやすいので、暑い空気を逃がす 高窓(ハイサイドライト) がとても便利。
- 上部の熱がこもりにくい
- プライバシーも守れる
- 光だけ柔らかく取り込める
中庭なしでも採用しやすい工夫です。
■ 2|冬に強い“窓の工夫”|太陽熱を取り込み、寒さを寄せつけない
● ① 南窓は“適度に大きく+軒の調整”
山梨の冬は晴れが多く、南向きの窓から入る太陽熱は 自然な暖房 になります。
ポイントは…
- 窓を大きくしすぎない(断熱効率が下がるため)
- 軒を出して夏の直射はカット
- 冬の日差しは奥まで入る角度に調整
これだけで、冬の体感温度が大きく変わります。
● ② 北側は必要最低限の小窓でOK
北側の窓は冷気が入りやすいので
小さめで性能の良い窓 を採用すると暖かい家になります。
光を取りたい場合は、スリット窓や高窓が有効。
● ③ 東側の窓で“朝の暖かさ+生活リズム”が整う
冬の朝日で部屋がほんのり暖かいだけで、朝の支度がラクになります。
寝室・洗面あたりに東窓を配置すると、朝型生活のご家庭にぴったり。
■ 3|平屋だからこそ活かせる“窓の配置テクニック”
● ① 窓の高さで“視線と採光”をコントロール
中庭がなくても、
高い窓は光だけ・低い窓は外とのつながり という役割分担ができます。
プライバシーを守りながら光も確保。
● ② 長方形の平屋でも“光の導線”をつくれる
特殊な形にしなくても、
- 南窓を主要空間に
- 東窓で朝の光を補助
- 西窓は最小限
これだけでも大きく体感が変わります。
● ③ 山梨特有の光に合わせて“窓の種類”を使い分ける
山梨は日差しが強い地域だからこそ、窓の種類でも快適さが変わります。
- 引き違い窓 → 風通し◎・メイン採光
- 縦すべり窓 → 風を拾いやすい
- FIX窓 → 光だけ取り込みたい時
- スリット窓 → 視線カットに最適
- 高窓 → プライバシー+熱逃がし
平屋はこれらを自由に組み合わせやすいのが強みです。
■ 4|季節別でまとめる“窓の最適配置”
🌞 夏に強い配置のポイント
- 西窓を小さく
- 風の通り道を南北で確保
- 高窓で上部の熱を逃がす
- 縦すべり窓で風を拾う
❄️ 冬に強い配置のポイント
- 南窓を適度に大きく
- 軒の長さで季節を調整
- 東窓で朝の暖かさを取り込む
- 北窓は控えめで断熱強化
■ まとめ|中庭がなくても、窓配置だけで平屋は快適になる
平屋はワンフロアだからこそ、窓の配置が“季節の体感”に直結します。
- 夏は風と日差し対策
- 冬は太陽熱の活用
- 視線を避けながら光を取り込む
- 山梨の気候に合わせた窓の種類を選ぶ
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窓の工夫だけで一年中快適な平屋がつくれます。
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山梨の“強い西日”“冬の冷え込み”“日照の多さ”に合わせた、窓配置・採光計画・風通し設計 も得意です。
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